護りたかったものは

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23話後妄想。スザクとカレン

死ネタどシリアス  大丈夫な方だけどうぞ


   
   









































『護りたかったものは』





暗い






暗い






世界が、暗い










帝国はお祭り騒ぎだ


日本は嘆き悲しんだ















「ゼロが死んだ」



















黒の騎士団は瓦解し、私達は取り残される結果となった




彼の仮面は剥ぎ取られ、次々と『ゼロ』、いや『ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア』の真実が明かされた












それが、なんだという












彼の素性も、彼の理由も、私は知らない。必要がない。
彼が語ることだけが、私の真実。
報道される言葉などいらない。







私には、あの方だけだったのに





残された私に、できることは

























「枢木―――!!!」



ナイフを持った手はいとも簡単に払い落とされ、両腕を後ろ手にひねり上げられた





「枢木!!」



カレンの瞳が僕を捉える



どんなに不利な状況であろうとも、その瞳は揺るがない









―――憎しみの瞳―――









あの時の僕も、同じ瞳をしていたのだろうか





「お前が、お前が殺したんだ!!」


「『説得を選ぶ』とか『間違った方法で手に入れた結果に意味はない』だとか言いながら、お前はあの方を殺したんだ!!!」


「君達だって殺したじゃないか。僕の、大切な人を」





君達に、仇討ちの権利なんてない


僕にも










『ゼロが死んだ』


『ルルーシュが死んだ』





彼は最後まで美しかった


敵の銃口にさらされながら、最後まで悠然と微笑んでみせた










ユフィは、正しい人だった

清く正しく、嘘のない世界で生きてきた人だった

そんな彼女の語る未来は、本当に美しかったから。


だから彼女を殺した者は、問答無用で『悪』なのだ

なのに・・・・















世界で一番、憎かった『ゼロ』


世界で一番、愛していた『ルルーシュ』












撃ったのは、僕









「そうよ!でも私は!私にはもう何もないの!」


「そうだね」


「お前・・・!!」







『僕』に、居場所を与えてくれた人

『俺』に、安らぎをくれた人






「ねぇ、カレン」






『僕』を、必要としてくれた人

『俺』が、初めて護りたいと思った人






「飼い主を失った犬は、どう生きればいいのかな?」









僕は今、どちらを思って『飼い主』と言っているのだろう













「君は、僕を殺してどうするの?その後君は、どう生きるつもりなの?」




「そんなこと、お前に話す必要がない!」



「そっか、残念」




本当はお互い、分かっている







―飼い主を失った犬は、あがいて、あがいて、主人の後を追うだけだ―












優しくしてくれた人




かつて護ると誓った人




俺を認めてくれた人




七年間を思い出で支えてくれた人




理想を一緒に目指してくれた人




今も、求めてやまない人




















どうして、君は


後を追うことすら許してくれないのですか?








<24&25話放送前に書いておきたかった・・・・
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